鍼やお灸について
鍼やお灸について
脳卒中発症後、マイナスな気持ちの時に効くツボ。
体力や活力がなく憂鬱になることもあるかと思います。
脳梗塞・脳出血を発症してから環境が変わり不安や恐怖に思うことも。
マイナスな気持ちの時にアプローチできるツボ。
自分で刺激しやすい手や腕のツボをご紹介します。
脳卒中発症後、マイナスな気持ちに効くツボ
【 神門 】
「神」は心、「門」は出入り口を意味します。
東洋医学の『心』は心臓のほかに血や精神も含まれています。
「神」は神様ではなく、
その人らしく生き生きと考え行動する「意識」のようなものです。
心配事や緊張で「どうしようと」思考がまとまらない時にオススメです。
「血」には神経の高ぶりを抑える働きがあります。
長引く病気などで血が消耗されていると、怒りやすくなったり、
物事が気にかかるようになったり、不眠になりやすくなります。
精神の高ぶり、どうしても気になることが頭から離れない。
怒れることがおこり怒りが収まらない。こんなときに効くツボです。
手のひら側で手首の横シワのすぐ下、小指から真っすぐ下りたくぼみ。
反対側の手で手首をつかみ、親指で押します。
【 内関 】
乗り物酔いの有名なツボです。
吐気と嘔吐に良く効きます。
「内」は内臓、「関」は気血の出入り口を意味します。
内臓機能と深く関係するツボで特に消化器系の症状を軽減するので
精神的ストレスによる食欲不振、胸苦しさや胸痛に用います。
手のひら側で、手首の横シワの中央から指幅3本分上。
2本の腱の間にあります。
【 労宮 】
手を握ったときに、人差し指と中指の先端の中間にあります。
精神に働きかける作用があります。
緊張した時に手のひらに「人」という字を書いて飲み込むという
おまじないがありますが、
労宮を刺激して心を静める動作といわれています。
親指をツボにあて中指の骨の裏側に指を入れるイメージで
人差し指の付け根に向かって押し上げます。
今回ご紹介したツボは、心・心包系に属しています。
精神を司り、血(心臓)にも深く関係する経絡です。
心と身体は繋がっています。
ツボを上手く利用して心も身体も健康にしていきましょう。