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脳卒中/脳梗塞

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脳の記憶について!人はなぜ忘れてしまうのか?

おはようございます。ケンリハブログです。今日もケンリハ脳卒中回復ステーションより脳卒中やリハビリに関する情報をお届けしていきます。今日のテーマは「脳の記憶」についてです。

 

 

 

「あれ昨日、ご飯何食べたっけ?」

 

 

 

昨日食べた物が思い出せない。本を読んでも内容が覚えていない。そんな経験ありませんか?

 

なぜ私たちは忘れてしまうのでしょうか。今回は記憶について少し考えてみたいと思います。まず記憶の種類についてです!

 

 

 

 

 

記憶の種類

 

 

 

・作業記憶

 

感覚記憶ともいわれ、五感を通して脳に信号が送られた時に一時的に保持される記憶です。例えば、視覚情報で数十秒、その他の感覚で数秒と言われています。脳にとって不要な情報は、直ちに消去される。

 

 

 

 

・短期記憶

 

脳が覚えようとした情報は、その後、「海馬」と言われる脳の部位に一時的に保存される。これは、平均で80分程度、長くても2から3日とも言われている。その場で人の名前や電話番号を覚えるなどがこれに当てはまります。

 

 

 

・長期記憶

 

脳にとって重要な記憶だと判断されて、繰り返し覚えて記憶が強化されると長期記憶として定着します。特に生命に関する情報や美味しいなどの快・不快情報は強く記憶されます。つまり、人の情動に関連させて記憶する事ができます。

 

 

 

 

長期記憶はさらに「宣言的記憶」と「手続き記憶」に分けられる。宣言的記憶は言葉で説明出来る記憶です。手続き記憶は言葉で説明できない記憶です。宣言的記憶と手続き記憶はさらに細かく分けられます。

 

 

 

 

 

宣言的記憶

 

 

・意味記憶

 

意味記憶は「知識」です。例)りんご=apple

 

 

 

・エピソード記憶

 

エピソード記憶は「思い出」です。例)始めて行った海外旅行の記憶

 

 

 

 

・手続き記憶

 

 

手続き記憶は、自転車の乗り方や泳ぎ方など一度覚えてしまえば忘れない身体で覚えている記憶です。

 

 

 

 

 

人は忘れる生き物

 

 

まず、記憶の話をする際に大前提になってくるのは「人は忘れる生き物」という事です。

 

 

「すぐに忘れてしまう」「忘れるのは頭が悪いからだ」と言われる方が多いですが、忘れる事は仕方がない事なのです。ドイツの心理学者エビングハウスは、人が記憶してからどの程度のスピードで忘れていくのかを実験しました。その結果によると記憶してから1時間後には50%忘れる。24時間後には約束70%忘れる。一カ月後にはほとんど覚えていないという結果になっています。つまり、人は驚くべくスピードで忘れてしまうのです。3日前にあった出来事が思い出せないのは当たり前の事なんです。では、どのようにしたら記憶は定着して忘れづらくなるのでしょうか。

 

 

 

 

思い出す回数を増やす

 

 

ここまで見て頂けた方は、人間が忘れる生き物なのはわかって頂けたと思います。しかも、それには私たちの「脳」が関係しているという事でした。

 

そんな私たちでも記憶を定着させる方法が1つあります。それは、「繰り返して思い出す」ことです。人間の脳は重要な情報と判断されないとすぐに消去されてしまいます。そのため、何度も繰り返し思い出すことでこの情報が重要な情報だと脳に伝える事が出来ます。日常的な場面では今日会ったことを人に話す事は、思い出す癖をつける事が出来ます。思い出す頻度は2週間3回程度が良いとされています。