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脳卒中/脳梗塞

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脳卒中後に引き起こされる肩関節の亜脱臼

おはようございます。ケンリハブログです。今日もケンリハ脳卒中回復ステーションより、脳卒中やリハビリに関する情報をお届けしていきます。今回のテーマは「脳卒中後に引き起こされる肩関節の亜脱臼」についてです。脳卒中後に肩の痛みを訴えるケースは臨床でもよく見ます。これには多くの場合「亜脱臼」が関係している事が多いです。なぜ脳卒中になると「肩の痛み」や「肩の亜脱臼」が生じやすいのかを一緒に学んでいきましょう。

 

 

 

肩関節の亜脱臼について

 

 

亜脱臼って何?

 

亜脱臼とは関節の連結が正常に噛み合わずに関節面が外れかけている状態を指します。また、関節を動かす際に骨と骨が引っかかっている状態になっています。ちなみに脱臼は骨と骨の関節面が完全に外れてしまった状態をいいます。

 

脳卒中と肩関節亜脱臼

 

脳卒中の症状には、筋肉のこわばりが強くみられる痙性という症状が出現したり、逆に筋肉に緊張が抜けた弛緩の状態など症状は様々です。亜脱臼の症状が出やすいのは、後者の弛緩性の麻痺です。通常、肩関節は肩周囲の筋肉によって保護されています。弛緩性麻痺では、これらの肩の筋肉が麻痺して、肩関節が不安定となり手の重さを支える事が出来なくなってしまいます。この状態が続くと肩周囲の筋肉や靭帯が伸びきってしまい亜脱臼となります。肩関節亜脱臼は脳卒中後に限定された症状ではありません。加齢による退行変性においても起こることがあります。筋肉が弱小化することで肩甲骨や脊椎などが解剖学的に正常な位置を保つことができなくなってしまい、関節周囲の筋肉や靭帯まで異常が起こり亜脱臼となることもあります。

肩関節亜脱臼と痛み

 

骨と骨の間の位置関係が崩れるとそこにインピンジメントといった筋肉や靭帯を挟み込む現象が起きます。この時に痛みが発生する事が多いです。そのため、リハビリでは関節を正しい位置に修正を行ったり、筋肉の収縮を入れる練習を行ったりします。他にも良姿勢に保持するためのポジショニングも有効的です。