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脳卒中/脳梗塞

脳卒中/脳梗塞

脳出血にも種類があるって知っていますか?

おはようございます。ケンリハブログです。今日もケンリハ脳卒中回復ステーションより、脳卒中やリハビリに関する情報をお届けしていきます。今日のテーマは「脳出血の種類」についてお伝えしていきます。

 

 

 

 

脳出血とは?

 

 

 

脳出血と脳梗塞を合わせたものを脳卒中と表します。2つを簡単に説明すると脳の血管が破れて脳内が出血して脳細胞に障害が生じるのが脳出血です。くも膜下出血も脳出血に含まれます。脳の血管が詰まって脳細胞に障害が出るものが脳梗塞です。脳の血管が詰まるか、破れるかが大きな違いです。1960年代より、脳出血の死亡率は減少してきていますが、諸外国と比較すると2~3倍といわれています。そのため、脳出血に関しても注意が必要となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

脳出血の原因

 

 

 

脳出血の最大の原因は、『高血圧』です。1960以前の日本で脳出血が多かったのは、昔の日本の食生活は漬物、干物、味噌、醤油など高血圧の原因となる塩分を多く含んでいました。また、効果的な降圧剤や健診も現在よりも十分になかったことが原因として考えられます。塩分の過剰摂取以外には喫煙、飲酒、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣病も高血圧の原因になります。高血圧が脳出血以外にも脳梗塞や心筋梗塞などの様々な病気になるリスクを高めます。

 

 

 

 

 

 

脳出血の種類

 

 

 

高血圧が原因で起こる脳出血を高血圧性脳出血といいます。高血圧性脳出血には、好発部位があります。以下にてご説明します。

 

 

 

被殻出血

 

 

高血圧性脳出血の中で最も頻度が高い脳出血です。高血圧性脳出血の約60%を占めます。被殻のみでは症状はほとんど出現しないことが多いですが、出血量が多くなり他の部位まで出血が及ぶと運動麻痺や感覚障害が症状として現れます。

 

 

 

 

 

 

 

視床出血

 

 

被殻出血の次に多いのが視床出血です。高血圧性脳出血の約30%を占めます。高齢者に多いのが特徴です。症状は、運動麻痺の症状のほかにも感覚障害の症状が強く出現します。その他の症状の特徴として、麻痺側の激しい痛みや眼球が下側を向くなどの障害も視床出血の特徴です。

 

 

 

 

皮質下出血

 

 

脳の表面を覆う大脳皮質の下から出血します。脳出血の10~20%を占めます。頭頂葉、側頭葉、前頭葉の皮質下より出血することが多いです。症状は、痙攣や運動麻痺、半盲などがありますが、他の脳出血より予後が良いことが多いです。

 

 

 

 

小脳出血

 

 

小脳は、運動や感覚を統合しており、平衡感覚や筋緊張をコントロールする働きがあります。そのため、小脳出血によって障害が出ると眩暈やふらつきが強くみられ、歩行や起立動作が困難となります。脳出血の10%を占めます。

 

 

 

 

 

 

橋出血

 

 

橋は呼吸や循環など生命の維持に重要な働きに関与しています。そのため、橋出血によって脳に障害が生じると意識障害や四肢の麻痺など症状が重症化することが多いです。命に危険が及ぶ脳出血の中でも死亡率が高い脳出血となります。