自宅リハビリ
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自宅で立ち上がり訓練を行うときのコツ!※写真と解説あり
おはようございます。ケンリハブログです。今日もケンリハ脳卒中回復ステーションより脳卒中やリハビリに関する情報を皆さんにお届けしていきたいと思います。本日のテーマは、自宅で行う立ち上がり訓練のコツについてです。
家事動作、トイレ、歩きは1日の中でも何度も繰り返す日常生活動作です。これらの動作を行う上で私達が必ず行わなければいけない動作があります。皆さんは何かわかりますか?しれは、今回のテーマでもあります。立ち上がり動作です!脳卒中の後遺症の方の多くも立ち上がり動作が上手く出来ずに退院後の日常生活動作を円滑に行う事が困難となる事も少なくありません。
今回は、立ち上がり動作を行う上での注意点についてお伝えしていきます。普段、何気なく行なっている立ち上がり動作を少し意識して行うだけで訓練の効果も変わってきます。是非、一度確認してみましょう!
自宅で行える立ち上がり動作のコツ!
① 開始姿勢の注意点!
両足は床面につけ、膝は真っすぐを向くように座りましょう。背筋を伸ばして骨盤を十分に起こした姿勢を保ちます。足が床から浮いていたり、体が丸くなっていたり、そり腰になり過ぎていると上手く立ち上がる事が出来ません。自分では気づきにくい場合は鏡や家族に方にチェックしてもらって下さい。
② お辞儀をするのはダメ!
立ち上がり動作で上手く立つ事が出来ない理由の一つとして、お辞儀をしてしまう事が挙げられます。お辞儀をしてしまうと背中が丸くなってしまい、体を上に起こす力が入りづらくなってしまいます。そのため、体を前に移動させる際は、目線は前を向き、背筋を伸ばして行いましょう。
③ お尻から立つイメージを持とう!
多くの方が立ち上がり動作で勘違いをしている事があります。それは、立ち上がる際に膝をとにかく伸ばそうとすることです。人は膝だけを伸ばそうとするとお尻に力が入らずに上手く立ち上がる事が出来ません。お尻に力が入っているかを意識して行ってみましょう!
④ 終了姿勢の注意点!
耳、肩、足が一直線になるようにしましょう。この写真は少し頭が前に出ていますが、理想は耳のラインにくるとgood!腰がそり腰になっていたり、肩が前に出過ぎないように注意して下さい。
今回は自宅で行える立ち上がり動作のコツについてお伝えして参りました。いかがでしたでしょうか?普段、日常的に行なっていた立ち上がる動作も正しいやり方やコツを意識することで、立ちやすくなったり、訓練の効果を高める事が出来ます。意識してもすぐに効果が出ないこともありますが、継続して行う事が大切ですので、毎日コツコツと進めていきましょうね。