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脳卒中/脳梗塞

脳卒中/脳梗塞

脳卒中の後遺症で性格が変わる???

脳卒中後に性格が変わる???

 

 

脳卒中の後遺症の症状では、運動麻痺というイメージを持たれている方が多いと思いますが、実は脳卒中後に性格が変わってしまう方もいるんです。脳卒中になる前は、誰にでも優しくて笑顔に話してくれてたのに脳卒中になってからは怒りっぽくなったり、大好きだった家族や趣味にも無関心になってしまう事もあります。これには、障害を受けた脳の領域が関係しています。脳には大きく分けると4つの領域に区分することが出来ます。その4つとは、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉です。一つ一つに役割があり、脳卒中でこれらのどこの領域に障害を受けたかによってその後の後遺症が変わってきます。性格を変えてしまう症状が出現するのは、これら4つの中のどれなでしょうか?詳しく説明していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

前頭葉の障害

 

前頭葉は、前部、中間部、後部に分けられます。それぞれで役割や機能が違う事が特徴的です。

 

 

一般に、前頭葉が損傷を受けると、問題を解決する能力や、計画を立てたり行動を起こしたりする能力が失われます。例えば、道路を横断したり、複雑な問いに答えること(遂行機能と呼ばれることもあります)ができなくなります。しかし、前頭葉の損傷を受けた部位に応じて、特有の障害がみられることもあります。

 

 

 

前頭葉前部

 

 

優位半球の前頭葉の前部は、思考、自発性(やる気)、感情、性格、理性などを司っています。そのため、脳卒中や事故などで優位半球の前頭葉が障害されると、これらの機能が低下します。例えば、優しかった人が理由もなく人を叩いたり、しっかり者の人がだらしなくなったり、幼稚になったり、感情的だった人が無関心となり、一日中ぼーっとして抜け殻のような状態になったりします。

 

 

 

前頭葉の中間部

 

 

前頭葉の中間部が損傷を受けると、無関心、注意力の低下、意欲の低下などの症状が現れ、思考が遅くなります。前頭葉の中間部後方の部位(ブローカ野)が損傷すると、言葉でものごとを表現することが困難になる場合があり、これをブローカ失語と呼びます。

 

 

 

前頭葉後部

 

 

両側の前頭葉の後部は、運動を司っています。手足や体を動かす指令はここから送られ脊髄という場所を通り手足を動かします。その経路は途中で左右に交差しており、右側は左半身、左側は右半身を支配しているため、障害された反対側に運動麻痺が生じます。

 

 

 

 

このように脳の障害の範囲によって様々な症状が出現します。脳卒中=運動麻痺だけではないことはわかって頂きましたか?これらの症状を少し知っておくだけで介護の仕方や関わり方が大きく変わってくると思います。今日は前頭葉がテーマでしたが、今後は他の脳領域の話や症状についてもお話しできればと思います。

 

 

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。