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脳卒中/脳梗塞

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麻痺していない半身は本当に何も後遺症がないのか

脳卒中の後遺症による半身の片麻痺

 

この片麻痺は一般的に体のどちらか半身に出現します。

なぜ半身だけかというと、障害された脳はどちらか片方のみだからです。

右脳梗塞の場合は、左半身に麻痺は後遺症が出現します。左脳が障害されれば、当然右半身に麻痺が出ます。

しかし実際にはそんな簡単なわけはなく、もっと複雑に身体の様々なところに障害が後遺症として出現しているのです。

 

 

 

 

 

 

 

運動麻痺は両側に出る?!

 

先ほど、右脳梗塞の場合は、左半身に麻痺が出るといいました。

これは事実です。右の脳から神経が手足に向かって伸びていますが、脳の延髄というところで神経は交叉するのです。

そのため右脳は左半身、左脳は右半身という組み合わせになっているのです。

しかし、この脳から手足に伸びている神経のすべてが交叉するわけではありません。

全体の90%が交叉し、残りの10%は交叉せず同じ側の手足に伸びていくとされています。

つまり右脳梗塞の場合、手足の神経のうち90%が左、10%がそのまま右へ伸びています。

つまり、10%分の神経は脳梗塞と同側で麻痺があっても何らおかしくないのです。

ただし10%分であるため、目には見えない程度であったり、何も感じない程度であることも多々あります。

しかし10%分の神経は障害されていることは事実です。

いわゆる麻痺している側を患側、麻痺していない側を健側なんていう言い方をすることもあります。

それを加味すると、果たして本当に健側という表現は正しいのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

リハビリは麻痺していない側も行うべき

 

このようにどちらにも後遺症がある(可能性がある)とするなら、健側患側などはないと思います。

まあ、便宜上使用することはあるかもしれませんが。

とはいえ、そういった背景はリハビリを行う上で絶対に加味しなければなりません。

麻痺があるからといって、麻痺側にのみリハビリを行っていていいでしょうか?

目に見える麻痺だけが後遺症ではありません。

麻痺していない側(非麻痺側)の状態もしっかり評価して下さい。

思わぬことが発見できるかもしれません。

健側だと思っていた側でも、実はあれができない、これができない、なんていうこともあるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

現象だけに捉われず、実態を見極めてこそ、真のリハビリテーションです