利用者さんの声
利用者さんの声
C様 脳梗塞/男性/発症後半年/右片麻痺
ご利用いただいている方にインタビューしてみました!
今回のご利用者様はC様とその奥様です。ご協力ありがとうございます。
今回は60日間回復基本プログラム(16回コース)を受けてみた感想をお聞きしてみました。
氏名 | C様(仮) |
性別 | 男性 |
疾患 | 脳梗塞 |
症状 | 右片麻痺/右腕の痺れ |
発症からの期間 | 約半年 |
お住まい | 岐阜県 |
交通手段 | 自動車 |
利用プログラム | 60日間回復基本プログラム |
利用状況 | 回復基本プログラム
(全16回コース)終了
アフターメンテナンスプラン (週2回)利用中 |
スタッフ「この度はインタビューにご協力頂き誠にありがとうございます。さっそくでは御座いますが、今回回復基本プログラム(16回リハビリプラン)を無事に終了いたしました。終えてみて感想などいかがですか。」
C様「そうですね。8週間16回のリハビリをやってきて、今では杖なしで歩けるようになりました。これだけ効果も感じられてとても嬉しく思っています。」
スタッフ「ありがとうございます。そう言っていただけると私たちも嬉しいです。」
退院直後よりご利用いただいているC様。初めに当ステーションへご来訪頂いたのは、退院直前でまだ入院されている時でした。
スタッフ「当ステーションへ来ることになったきっかけは何でしたか。」
C様「病院の方が入院の縛り※があって、もう退院ですよと。通院にするとリハビリの回数が少ないですと。退院するのは嬉しいですけど、リハビリをする場所がないなと思っていました。そこで退院する数日前かな、妻がリハビリが出来るところを色々と探してきてくれまして。その中で妻が実際に話を聞きに行ってみて、その時に親身に話を聞いてくれて一度行ってみたらと言われたので、それなら一度体験を受けてみようとなりました。実際にリハビリを体験してみて、ここならしっかりリハビリができると思い、16回コースを受けようと思いました。ここまで通うのに岐阜から名古屋までなので少し遠いのですが、家族の協力もあって来させてもらっています。大変感謝しています。」
※回復期リハビリ病院は入院出来る期間が定められています。脳梗塞などの脳血管疾患では最大180日までとなります。
スタッフ「ありがとうございます。どんなところが良かったと感じましたか。」
C様「歩き方や家で行う運動などの説明がとても分かりやすいですね。何が出来ていて何が足りないのかも教えてくれましたし、今後に関してのアドバイスなんかもしてくれています。それに入院していた時は手や腕の運動はやってきませんでした。だけどここでは足や全身のつながりを意識して肩回りのトレーニングもやってくれます。まだ腕のしびれはあるのでそこにはずっと鍼もやってもらっています。前は腕を上げたときにパタンと倒れてしまっていたのですが、今はしっかり上まで上げきることができますよ。」
【解説】足の麻痺が主でしたが、肩周りや肩甲骨の動きにくさがありました。肩甲骨は体との連動や手足を動かすための土台になるところです。神経強化を図るような運動を行ってきました。
スタッフ「鍼灸はこれまでに受けたことがないとおっしゃっていましたね。実際に当ステーションで鍼灸施術を受けてみてどうでしたか。」
C様「初めて受けましたが、思っていたより痛くなくてよかったです。今では安心してお願いしています。電気もやってもらっていますが、鍼で体の中へ神経や筋肉を刺激してもらえるのが結果につながっているのかなと思いますね。以前はつま先を上げようとすると斜めに内側を向いて上がっていたのですが、今はつま先が真っ直ぐでフラットな状態で上がるようになりました。※」
※足首を動かすと必ず内反位となっていましたC様。力んで頑張ろうとし過ぎてしまう傾向がありましたので、足からの感覚がしっかりと伝わるよう感覚再教育トレーニングと小指側からつま先を上げるような運動イメージトレーニングを頑張ってくれました
【解説】脳梗塞によってどこの筋肉を動かしていたのかを身体が忘れてしまいます。再び思い出せるように、鍼を通して電気で刺激しています。
ここで奥様にもお話を聞いてみましょう。
スタッフ「続いて奥様にもお聞きいたしますね。初めに当ステーションへ来ることになったのは、奥様からの問い合せが最初でしたね。当ステーションに来ることになった経緯を教えて下さい。」
C様妻「入院中のリハビリを見ていて、やはりとても事細やかに(リハビリを)やっていただけるところじゃないと無理じゃないかと最初から感じていました。そこでインターネットで色々探してみたところ、ここなら回復に向けたプラスアルファの治療をお願いできるかなと思い、こちらの方にお世話になることにしました。」
いつもC様のことを気にかけてくれている奥様です。リハビリを出来る場所を探し、様々なところへ見学に行ったり、話を聞きに行ったそうです。
C様妻「この病気(脳梗塞)はゆっくり時間が解決するわけではないですもんね。一日も早い回復のためには、こういうところでリハビリをやっていかないと回復は無理かなというのは感じましたね。」
スタッフ「ありがとうございます。奥様からみて回復基本プログラム(16回リハビリプラン)を受けてみてどう思いましたか。」
C様妻「やっぱり大変な病気だなと思います。脳や神経の病気ですから、日常生活で当たり前にやれていたことや細かなことがこの病気になるといかに大変かとても痛感しています。ですので、細かいことの一つ一つの積み重ねで今までのような日常生活がまた送れるのかなと思っております。16回コースを受けてみて、もし病院のリハビリだけだったらここまで回復は出来なかったと思います。歩き方の指導や家で行う運動などをとても丁寧に指導してくれますし、信頼しております。」
スタッフ「ありがとうございます。ご期待に応えられるよう頑張ります!」
【解説】足部の働きを促すリハビリを行っているところ。ふくらはぎの筋肉を効果的に使えることでスムーズな歩きにつながります。
C様は回復基本プログラムが終了後、更なる目標に取り組むべく、現在はアフターメンテナンスプランを利用して今でもリハビリを行っています。
スタッフ「では最後の質問です。今後の目標を教えてください。」
C様「ここでリハビリをするようになってから、杖なしで歩けるようになりました。歩く速さも前より速くスムーズに歩けるようになりました。歩きはとても回復したので、次は車に乗れるように回復するといいなと思っています。まだ足が少しグラグラするのでこれが回復したら車の運転をしたいです。」
スタッフ「絶対乗れるように一緒に頑張りましょう!ご協力頂き誠に有難うございました。」
担当理学療法士からのコメント
最近、歩く速度が向上したことを大変喜んでおられました。その報告を聞いたときは、私共も同じくらい嬉しかったです。
運動とは「筋力」も大切ですが、「正しい体の動き」でなければなりません。
たくさんやればいいものでもありません。回数よりも一回一回を丁寧に行います。
根気強く言っていきますよ。これからもよろしくお願いします。
担当鍼灸師からのコメント
特別体験プログラムで初めて鍼灸を受けて頂いた時は怖かったと思いますが、今では鍼灸を理解して頂き回数を重ねるごとに反応も良くなっています。
C様はご自宅でのリハビリも熱心に取り組んで頂いています。奥様の応援も大きな力となりリハビリ効果を高めています。一つ一つ課題をクリアし日々の努力に毎回感動しています。
次の大きな目標は車の運転ですね。体を動かすごとに移動する手の痺れ、足の細かい動きなど新しい目標に向かって私達も一緒に頑張っていきます。よろしくお願い致します。