一覧

  • HOME
  • 脳の仕事その2 大脳基底核・中脳・橋・小脳・リハビリ

脳の働きを知る

脳の働きを知る

脳の仕事その2 大脳基底核・中脳・橋・小脳・リハビリ

前回の続きです。

前回までの内容はこちら。

 

脳の仕事

 

 

人の大脳半球は、皮質(灰白質、白質)、大脳基底核からなります。

大脳半球は、大脳回、大脳溝に基づいて、形態的に前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉、辺縁系に分けられます。

大脳皮質は、6層の構造が特徴の新皮質、それがない古皮質、旧皮質に分けられます。

古皮質と旧皮質を合わせて大脳辺縁系と呼んでいます。

新皮質は暑さ3~4mmで、表面積にして2600㎠に及び、28×10の9乗個の神経細胞と同数のグリア細胞を含んでいます。

これらの神経細胞は皮質の神経細胞相互や他の領域の神経細胞との間に10の12乗のオーダーのシナプスを形成しています。

機能単位として、似た機能の神経細胞は円柱状のに集まって存在し、コラムと呼ばれます。

大脳基底核は錐体外路の中枢であり、尾状核、淡蒼球、被核、視床下核、中脳の赤核、黒質からなります。

尾状核と被核をあわせて線条体、被核と淡蒼球を合わせてレンズ核とよばれています。

皮質下白質は神経線維からなり、それは結合部位により分類されます。

投射線維は皮質と皮質下核や脊髄を結び、放線冠をへて視床と被核や淡蒼球の間にある内包を通るが、内包では一定の配列があります。

前脚:主に視床から前頭葉への線維

膝:皮質運動野から脳幹運動神経核への線維

後脚:主に運動野からの皮質脊髄路、視床から皮質感覚野、頭頂葉、側頭葉、後頭葉から橋核への線維、視放線,聴放線

このような配列があります。

そして、

交連線維があり、結合部位は左右の半球皮質で、脳梁、前交連、後交連、海馬交連、手綱交連を形成しています。

連合線維の結合部位は同側の半球皮質の間です。

間脳は、視床、視床下部、視床腹部、視床上部からなり、第3脳室を囲んでいます。

視床にはいくつかの核があるが、機能的に2群に分けられます。

特殊核は感覚と運動に関連して特定の大脳皮質と結びます。すべての体性感覚は視床を経由して大脳皮質に至ります。

非特殊核というものがあります。皮質と広く結合して活性化を行う網様体賦活系です。

そして、視床下部は機能的に自律神経系の高位中枢で下垂体を介して内分泌機能にも関係します。

小脳は延髄と橋の背面にあって、第4脳室を覆い、小脳皮質と小脳核からなり、外見的に左右の小脳半球と中央の虫部にわけられます。

小脳は上・中・下の3つの橋脳脚で脳幹とつながっています。皮質にはプルキンエ細胞、ゴルジ細胞などがあり、白質内には歯状核などの4つの小脳核があります。

小脳は固有感覚と平衡感覚の入力をうけており、小脳からの出力は運動制御に重要です。

中脳は橋の上端から上丘の上縁まで、中脳蓋、被蓋、大脳脚底、に分けられます。脳神経核、そこから出る脳神経(動眼神経、滑車神経)

があります。

中脳蓋は上丘と下丘があり、上丘は光に対する反射路に含まれ、下丘は聴覚の中継点となります。

被蓋は内側毛帯、外側毛帯、網様体投射線維が縦走するほか、無意識の運動と姿勢制御を行なっている赤核があります。

大脳脚底は黒質があり、基底核と結合して運動制御に関係しています。

 

続いて橋についてかきます。

橋は腹側の橋底部と背側の被蓋に分けられ、両側に中小脳脚があります。

橋底部には皮質脊髄路線維、皮質延髄路線維などが縦走し、被蓋には脊髄毛帯(前・外側脊髄視床路)や網様体などのほか、脳神経核、そこから出る脳神経(三叉神経、外転神経、顔面神経、内耳神経)があります。

延髄は橋の下端から大後頭孔の下端までで、灰白質には脳神経核、そこからでる脳神経(舌下神経、迷走神経、副神経、舌下神経)があります。延髄下端の錐体で、左右の皮質脊髄路が交叉してから脊髄の外側皮質脊髄路となります。呼吸、嚥下、循環などの中枢もあります。

脊髄は円柱形した神経組織で、成人では環椎上縁から第1~2腰椎に位置します。脊髄には、上肢と下肢への神経が出入りする頚膨大部、腰膨大部があり、下端に脊髄円錐、終糸があります。

脊髄の横断面の中央には中心管があり、それを取り囲むように灰白質、その外側に白質があります。

灰白質は、細胞体と、樹状突起を含み、H字状で、腹側に前角、背側に後角があります。前角は主として運動神経細胞群からなり、その内側には体幹、外側に四肢を支配する運動ニューロンがあり、後角は感覚神経二次ニューロンです。

白質には上行神経路と下行路があります。

脊髄には多くの反射中枢があります。